Excelで丸数字（①②③・・・）をマウスで引っ張って一括で入力するテクニックを紹介

Excelで丸数字（①②③・・・）をマウスで引っ張って、一括で入力するテクニックを紹介します。

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やりがちなミス：単純に①②と入力してマウスで引く

まずはマウスで引っ張って、丸文字（①②③・・・）の連番を振ってみます。

（この機能はオートフィル機能と言います。ただやり方は知っていても、機能の名前は意外に知らない人が多いです。）

しかし以下のキャプチャの通り、①②①②①②・・・となってうまく連番が振られません。

①②①②①②・・・となる理由できない原因

Excelが1,2,3,4・・・を数字ですが、①②③④・・はExcelにとって文字です。

数字の連番ではないので次は何の数字か判別できず、①②①②と文字を交互に入力するパターンを出したいとExcelに誤認知されています。

数字の連番ではないので何が来るのか判別できず、①②①②と同じ文字パターンを繰り返したいんだとExcelに誤認知されています。

ではどのようにすればよいのか？

文字を一度文字コードの値にして、1を足して文字にするということをしてしまえばよいです。

丸数字（①②③・・・）の連番をマウスで引いて入力する手順

セルに入力する値を工夫すれば、丸数字（①②③・・・）の連番を作成できます。

A1セルの値の指定

まずA1セルは、今まで通り①の文字を入力します。

①

A2セルの値の指定

次にA2セルは下記に示す数式を入力します。

=CHAR(CODE(A1)+1)

A1のセルの内容をCODE関数で一度文字コードに戻し、文字コード上で1を加算して次の文字にします。

その後、CHAR関数で文字コードから文字にしています。

テスト実行

テスト実行前

下記の青い丸の部分を下に引っ張ります。

※この時注意する点はA1セルは範囲指定せずA2セルのみ選択して操作することです。下の画像の青い丸の部分です。

テスト実行後

以下の通り、①②③④⑤⑥・・・と連番が振られていきました。

その他の文字への応用

今回の方法を応用すれば、その他の文字も連番にすることが可能です。

具体的にはアルファベット（大文字、小文字）、ローマ数字などになります。

具体例として以下にアルファベット文字「a,b,c,d・・・」をExcelにオートフィルで表示する例を紹介します。

参考情報

環境

下記の環境で作成・実行しております。

以上です。