Excelの全シートのセル結合をまとめて解除するVBAのサンプルコードを紹介します。
仕様
以下のようなサンプル実行を想定します。
- シートが複数あり、それぞれのシートでセル結合されたセルがあります。
- そして、マクロの実行で全てのシートのセル結合を解除します。
例えば以下のようなシートが用意されたブックのイメージです。
シート「Sheet1」

シート「Sheet2」

シート「Sheet3」

コピーの手間があったので全部同じような結合にしてしまいました。
実用的なイメージとはかけ離れていますが、どのような結合でも問題ありません。
ソースコード
UnMerge関数を使用することによって、セル結合が解除できます。
Worksheet(XXXXXX).UsedRange.UnMerge
シートの数だけループし、UnMerge関数で各シートのセル結合を解除します。
Option Explicit
Sub unMergeAllSheets()
Dim SheetNo As Long
For SheetNo = 1 To Worksheets.Count
'セル結合解除
Worksheets(SheetNo).UsedRange.UnMerge
Next
End Sub
これをThisWorkbookのところで実装しています。

余談ですが、UnMergeをMergeに書き換えたら大変なことになるんじゃないでしょうか。
やってもあまり意味はなさそうなので試してはいませんが。
実行
実行手順
Alt + F8でマクロの一覧から、先ほどのマクロ関数を選択して実行します。

実行結果
マクロの実行ボタンを押下すると、すべてのシートのセル結合が解除されました。
以下に実行結果を示します。
シート「Sheet1」

シート「Sheet2」

シート「Sheet3」

参考情報
環境
下記の環境で作成・実行しております。
No. | 環境 | バージョン |
---|---|---|
1 | OS | Windows11 |
2 | Excel | Excel2016 |
以上です。