Excelシート上でクリックしたら「完了」と入力するVBAのサンプルコードを紹介します。
仕様
以下のような真っ白なシート1枚のExcelを用意します。

そしてセルをクリックするごとに、「完了」と出力します。
ソースコード
以下の手順でコードを記述します。
まずプロジェクトエクスプローラのThisWorkbookをダブルクリックします。

次に上部のプルダウンメニューから以下を選択します。
- 左のプルダウンメニューから「Workbook」
- 右のプルダウンメニューから「SheetSelectionChange」

次に以下のコードを記述します。
Option Explicit
Private Sub Workbook_SheetSelectionChange(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range)
' もし1文字以上入力されているなら
If Target.Count > 0 Then
' セルに「完了」と入力
Target.Value = "完了"
End If
End Sub
これで準備OKです。
補足
関数の引数の意味は以下の通りです。
引数名 | 型 | 意味 |
---|---|---|
Sh | Object | 新しい選択範囲を含むワークシート |
Target | Range | 新しい選択範囲 |
Target.Value=”完了”は新しいクリック先に”完了”と入力したわけです。
ここは「〇」でも、「済」でもお好みで変更すると良いですね。
実行
今回のマクロは実行のための、設定等は特に必要張りません。
ファイルを開いたら適当なセルをクリックするだけです。
以下の通り、クリックしたら「完了」と表示されることが確認できました。

ちなみにクリックすればするほど「完了」が増えます。
大抵「完了」と入力する列は1列なので、列を絞り込んだコードのほうが良いかもですね。

参考情報
環境
下記の環境で作成・実行しております。
No. | 環境 | バージョン |
---|---|---|
1 | OS | Windows11 |
2 | Excel | Excel2016 |
以上です。