PowerShell

PowerShellのScriptファイル(*.ps1)をダブルクリックで実行できるようにする*.batの作成手順

PowerShellのスクリプトファイル(*ps1)を実行するには右クリックメニューから「PowerShellで実行」を選択して、クリックすることになります。しかしそれだとPowerShellのScriptファイルに慣れていない人々に配布するときには、実行方法について追加の説明をする必要があり不便です。なので備忘録として、ダブルクリック用のバッチの作り方を残すことにしました。解決したいこと問題点PowerShellのScriptファイル(*.ps1)を実行するには右クリックメニューから「PowerShellで実行」メニューを選択して実行することになります。これだとチームに配布する際に、使い方を説明するのが少々面倒です。(チーム全員スキルが高ければ各々で勝手に調べるんでしょうけど、サラリーマン社会は技術者だけでなく、部課長だったりお客様など技術者層以外も使ったりするので、そうはいかないことが多いです。)変更内容これを「exec.bat」のようなバッチファイルをダブルクリックするだけで、「ScriptFile.ps1」のようなPowerShellのScriptファイルを実行してくれるように...
PowerShell

フォルダ内のExcelの非表示シートの有無、拡大率100%、カーソル位置A1をチェックするPowerShellサンプル

以前、VBAで拡大率100%、カーソル位置A1を一括でチェックするPowerShellのScript(*.ps1)を書きました。あくまでフォルダ内のExcelファイルを一通りチェックして問題のある部分をピックアップするだけです。仕様例えばフォルダの中に納品前のExcelファイルが沢山あって、1つずつ目で問題ないかチェックするのは大変だと思いませんか?よく納品前のチェックリストに記載されていることとして下の3つが挙げられていると思います。お客さんに見せてはいけない非表示シートが混じっていていませんか?※これは大変まずい全部のシートで拡大率は100%にしていますか?カーソル位置がA1になっていますか?これらを手作業で確認すると結構な工数がかかる作業になってしまいます。今回上記の3点の確認をファイルを壊さずにスクリプト1本で確認してみます。ソースコードやることは大まかに以下のことです。作業フォルダに移動する作業フォルダ内にあるファイルごとにループするエクセルファイルを開くシートごとにループする各種チェックをする非表示シートチェック拡大率チェックカーソル位置チェック(A1)エクセルファイルを閉...
JavaScript

シーザー暗号を生成するJavaScriptのサンプルコード

シーザー暗号を生成するJavaScriptのサンプルコードを紹介します。シーザー暗号とは※実はここの説明は以前作成したVBA版と同じなのですが・・シーザー暗号は元の文章の中の各文字を、決められた文字数分シフトして暗号文とする暗号です。文字数のシフト数が3の場合は下記のとおりです。平文暗号文excelbuzbi古代ローマの軍事的指導者ガイウス・ユリウス・カエサル(英語読みでシーザー)が使用したことから、シーザー暗号と呼びます。ただし、この暗号方式は既に解読法がわかっている暗号方式なので、遊び程度で使用するのがよろしいかと思います。仕様HTML形式で下記のような画面を用意し、暗号化ボタンを押下した際に、指定したシフト数分、文字が前にずれる仕様にします。下の画像は実行結果のイメージです。制約Aが入力された場合はアルファベットのZに戻り出力するというシンプルな仕様にするため、入力は全て英字に限定します。アルファベットAからZに戻るだけでなく、記号やスペース、ひらがなや漢字を含めたときに文字体系ごとに考慮が必要になり、コードが複雑になるのを避けるためです。大文字・小文字は全て小文字に変換します。...
VBA

Excel内の検索文字の文字の色を変更するVBAのサンプルコード

セル全体の色を変える方法はよく見かけるのですが、セル内の検索した文字列だけ色を変えるマクロはなかなか見かけないので、サンプルコードを作成してみました。仕様「検索文字」の欄に文字列を入力してボタンを押下すると、検索ヒットした一覧表のセル内の文字列を赤字にしてみます。セル内に複数の検索結果があっても、ヒットした文字列の色を全て変更するのがポイントです。ソースコード基本的な構文は下記のとおりです。Cells(行,列).Characters(Start:=num1, Length:=num2).Font.Color = RGB(numR,numG,numB)これを使って、サンプルコードを記述しました。Sub changeColor() Dim target As String Dim targetLength As Integer '検索対象 target = Range("B2").Value '長さ targetLength = Len(target) '表の最後までループする Dim i As Long For i = 6 To Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp...
VBA

Excelのセル内の指定した位置から(n文字目,m文字)文字色を変更するVBAのサンプルコード

セル全体の色を変える方法はよく見かけるのですが、セル内の一部の文字列だけ色を変えるマクロはなかなか見かけないので試してみました。仕様Excelのセル内の一部の文字列の色を、VBAコードによって変更してみます。※以下は実行後のイメージ画像です。Charactersオブジェクトに開始位置と文字数を指定すると実現できるのですが、Charactersオブジェクトの動作をイメージできるように、様々なパターンで実装してみます。ソースコード基本的な構文は下記のとおりです。Cells(行,列).Characters(Start:=num1, Length:=num2).Font.Color = RGB(numR,numG,numB)これを使って、様々なパターンのサンプルコードを記述しました。Option ExplicitSub ボタン1_Click() '2文字目から3文字を色替え (カラーインデックス指定) Range("B2").Characters(Start:=2, Length:=3).Font.ColorIndex = 3 'red '3文字目から4文字を色替え (RGB指定) Range...
VBA

シーザー暗号を生成するVBAのサンプルコード

シーザー暗号を生成するVBAのサンプルコードを紹介します。シーザー暗号とはシーザー暗号は元の文章の中の各文字を、決められた文字数分シフトして暗号文とする暗号です。文字数のシフト数が3の場合は下記のとおりです。平文暗号文excelbuzbi古代ローマの軍事的指導者ガイウス・ユリウス・カエサル(英語読みでシーザー)が使用したことから、シーザー暗号と呼びます。ただもちろん、この暗号方式は既に解読法がわかっている暗号方式です。友達との遊びや、プログラムの練習として使用するのが良いでしょうね。仕様下記のような画面を用意し、暗号化ボタンを押下した際に、指定したシフト数分、文字がずれる仕様にします。※ちなみに後ろにずれる例も見かけますが、前にズレるほうが正統派だと思いますのでその仕様にしました。制約Aが入力された場合はアルファベットのZに戻り出力するというシンプルな仕様にするため、入力は全て英字に限定します。アルファベットAからZに戻るだけでなく、記号やスペース、ひらがなや漢字を含めたときに文字体系ごとに考慮が必要になり、コードが複雑になるのを避けるためです。大文字・小文字は全て小文字に変換します。...
PowerShell

PowerShellによりファイルの更新日時を変更するサンプル集

ファイルの更新日時を変更する、様々なPowerShellのコマンドのサンプルを用意してみました。ファイルの更新日時変更サンプル集特定のファイルの更新日時を変更する特定のファイルの更新日時を変更する場合は下記の通りになります。ちなみに他のコマンドサンプルもこちらのコマンドをベースにしたものになります。コマンドSet-ItemProperty test1_abc_0002.txt -name LastWriteTime -value '2022/11/13 13:00:00'テスト実行実行前コマンド実行実行後フォルダ内のファイルの更新日時をまとめて変更するフォルダ内のファイルの更新日時を、まとめて変更するコマンドになります。ただしこの方法だとサブフォルダの更新日時は、更新されません。サブフォルダを含む方法は次の章で紹介します。コマンドSet-ItemProperty * -name LastWriteTime -value '2022/10/22 00:01:02'テスト実行実行前コマンド実行実行後サブフォルダを含めてフォルダ内のファイルの更新日時をまとめて変更するサブフォルダも含めてフォ...
PowerShell

PowerShellによるExcel操作ーセルの値を取得ーサンプルコード(様々な取得)

この記事ではPowerShellでExcelから様々な形式で値を取得してみます。逆にExcelのセルへ格納する方法は別記事で紹介していますので、興味があればご覧いただければと思います。仕様下記のようなExcelファイルを用意して、PowerShellから様々な値を取得してみます。実行結果はページの一番最後にあります。画面上は結果しか見えませんが、B4には「=3+4」の数式、B5にはSUM関数が格納されています。編集先Excelファイルの格納先:C:\temp\powershellファイル名:Book2.xlsxシート名:Sheet1ソースコードソースコードを以下に示します。Excelから様々な値を取得して、Write-Hostで標準出力に出力してみます。ただし、エラー処理は本筋とは異なるため、このソースコード内では省略しています。readExcel.ps1$excel = New-Object -ComObject Excel.Application$book = $null$excel.Visible = $false$excel.DisplayAlerts = $false$cur...
PowerShell

PowerShellでExcel操作ーセルへ値を格納ーサンプルコード(様々な格納)

PowerShellでExcelへ値を格納できます。ただ、セルに普通に文字列を格納するサンプルはあちこちでよく見かけるのですが、手元で実行してみるとエラーになったり、数式や関数はどうやるんだ?というこということが多々あったので自ら試してみました。仕様下記のようなExcelファイルを用意して、PowerShellから様々な値を格納してみます。編集先Excelファイルの格納先:C:\temp\powershellファイル名:Book1.xlsxシート名:Sheet1※要は初期値のExcelファイルをCドライブに近いフォルダに置いた状態です。ソースコードソースコードを以下に示します。Excelへの様々な値入力を実行しています。ただし、エラー処理は本筋とは異なるため、このソースコード内では省略しています。writeExcel.ps1$excel = New-Object -ComObject Excel.Application$book = $null$excel.Visible = $false$excel.DisplayAlerts = $false$currentPath = "C:\t...
PowerShell

Windowsでダウンロードファイルのハッシュ値を求めるコマンドのメモ(PowerShell版)

コマンドをコピペできるように一覧化しました。以前書いたコマンドプロンプト版をPowerShell版に書き換えてみましたが、どちらでもいいかと思います。構文Get-FileHash -Path <ファイルパス> -Algorithm <アルゴリズム>※書き方は複数あります。アルゴリズム一覧アルゴリズム記述例SHA1Get-FileHash -Path httpd-2.4.54.tar.bz2 -Algorithm SHA1SHA256Get-FileHash -Path httpd-2.4.54.tar.bz2 -Algorithm SHA256SHA384Get-FileHash -Path httpd-2.4.54.tar.bz2 -Algorithm SHA384SHA512Get-FileHash -Path httpd-2.4.54.tar.bz2 -Algorithm SHA512MD5Get-FileHash -Path httpd-2.4.54.tar.bz2 -Algorithm MD5実行例ここでは下記のファイルのダウンロード結果の検証を例に、certutilコマンド...